アレッチ森(アレッチヴァルト)

リーダーアルプからアレッチ氷河の上、標高1800〜2200mの山上にのびる美しい森。樹齢900年をこえるスイスマツをはじめ、スイスでも最古の部類に入る木々が密集しており、亜高山帯、高山帯の幅広い動植物が見られることでも有名。黄葉、紅葉が楽しめる秋もおすすめです。氷河、山々ととも一帯は世界遺産に登録されています。
自然保護区に指定された一帯には、厳しい寒さに強く、数百年の樹齢を誇るアルヴ Arve(スイス高山松)と秋に黄葉するレルヒェLärche(西洋カラマツ)を中心に、ヨーロッパ・アカマツ、ハンノキ属、カバ属の木などがあります。ハイデルベーア(ビルベリー)とアルペンローゼの低木が岩の上に広がっています。湿原もあり、高山湿地帯に特徴的な高山植物もみられます。
アカシカ、シャモア、マーモット、クロライチョウ、ホシガラスなど、アルプスの野生動物も生息しています。
森としては1933年から保護指定。
希少な動植物の世界や、美しい森と氷河を体感するならハイキングがおすすめ。アレッチ氷河の展望ポイントとして知られるホーフルー、モースフルーからアレッチ森を通り、自然保護センターのある自然保護センター「ヴィラ・カッセル」のあるリーダーフルカを抜け、リーダーアルプへ戻る絶景パノラマコース(約2〜3時間)は人気のハイキングコースです。
▶︎アレッチ氷河の情報
▶︎世界遺産「スイスアルプス:ユングフラウ〜アレッチ」の情報


